中小企業でDXを実現するためには、開発パートナーを探すのがおすすめです。この記事では、中小企業におけるDX開発パートナーのメリット、選び方を説明します。
中小企業におけるDXにおける開発とは
DXとはデジタルトランスフォーメーションのことをいい、デジタル技術で社会をよくしようという意味合いを持っています。企業におけるDXとは、データやデジタル技術を活用して企業文化や風土を変革し、業務や組織にデジタルを用いた状態です。
中小企業におけるDX開発は、WebやITシステムの開発を行い、企業でDXを導入するための開発です。中小企業におけるDX開発には、次の3種類があります。
・IoTやAI
IoTやAIはDXにおいて重要な役割を果たしており、IoTは、現実世界からのデータ収集をより速く、正確に、そして大量に行えるようにすることで、予測や判断するための質の高い情報を提供してます。
また、AIではIoTで得た情報を処理することで、人間と同じくらいの、又は人間以上に的確な予測や判断を行うことが、できるようになっているのです。
IoTやAIの活用によって、今まで人がやっていた作業の多くをIT技術に任せられるようになり、仕事の質とスピードが上げられます。
・マイクロサービス
マイクロサービスは小さなITサービスの開発を指します。一つのサービスを構築する上で必要となる様々なシステムの構築、それがマイクロサービスです。
マイクロサービスを構築することで、新技術の組み合わせが行いやすくなり、様々なメリットがあります。
・アジャイル開発
アジャイル開発は数ある要望や要件の中から優先度の高いものに絞り、小さな規模で開発を行うもので、初めから最終系のシステムを目指すものではありません。出来上がったものは軌道修正を加えながら、次に開発するものを決めるという手順をとっています。
アジャイル開発をする上では、細かい打ち合わせが必要となるので、開発するエンジニア同士のコミュニケーションが欠かせません。また、この開発方法では、新しい技術を取り入れながらの開発も進められます。
DXにおける開発パートナーの必要性
DXにおいて開発パートナーはなぜ必要となるのでしょう。これから、開発パートナーの必要性について説明します。
・業務の効率化がされる
中小企業でDX開発を行うときは、外部のエンジニアを採用することが多く、自社のエンジニアと外部のエンジニアがパートナーとして開発を進めることになります。外部には必要な人数だけエンジニアを採用できるので、自社だけで開発を行うよりも、開発パートナーがいた方が、業務が効率的に進みやすいです。
・開発ノウハウが蓄積される
DXにおいて開発パートナーがいることで、開発のノウハウが蓄積されるメリットがあります。自社だけで開発を行なっていても、分からない部分はどうしてもでてきます。また、自社だけで開発を行うと、少人数で取り組むことになるので、きついスケジュールをこなさなければいけません。
分からない部分があったり、スケジュールがきついと、一つひとつの工程を丁寧に行うことができず、質が下がったり、開発のノウハウがあまり分からないまま終わってしまうので、自社でノウハウが蓄積されにくいデメリットがあります。その点、開発パートナーがいることで、余裕を持って開発に取り組めるので、ノウハウが見えてきます。
・分からない部分は頼れる
DXにおいて開発パートナーがいることで、分からない部分がある時は頼ることができます。開発パートナーを探す時は、エンジニア歴が長い人や、実績のあるエンジニアを採用することができるので、自社だけでは分からない部分も教えてもらえます。
分からないときに頼れるパートナーがいることのメリットは多く、一つひとつの工程を丁寧に行えることや、自社のエンジニアのスキルが上がること、業務における問題を解決しやすいことで開発エンジニアのモチベーションが下がりにくいなどがあります。
(参考)NECマネジメントパートナー.「お客様の開発現場が抱えるさまざまな問題を、デジタル技術で よりよい方向に変化させます。」
DXにおける開発パートナーの探し方
DXにおける開発パートナーは、開発会社が載っているサイトなどから調べるのがおすすめです。とはいえ、様々な企業があるため、どのような点を重視すれば良いのか分からないでしょう。これから、3つの選び方を説明します。
・ビジネスの視点で考えられる
まずは、ビジネスの視点でデジタル活用について考えられる企業です。DXは中小企業の発展につながるため、ビジネスの視点で活用方法を考えなければいけません。DXをビジネスにどのように用いるのか、開発方法だけでなく、ビジネス視点で考えられる企業を探しましょう。
・効果の高い開発について提供できる
DXを開発する上では、どのようなITシステムを取り入れることで自社にメリットがあるのかを、考えなければいけません。とはいえ、自社のメンバーだけでは、最大限にメリットのある開発方法を導き出せるわけではないでしょう。そのため、効果の高い開発について提供できるパートナーを選びましょう。
・既存のデジタル資産を理解して新しい技術を有効活用できる
多くの中小企業で何らかのITシステムを取り入れており、DXが全く用いられていない企業の方が少ないです。既存のITシステムはどのようなものが用いられているのか、既存のデジタル資産を理解した上で、新しい技術を提供してくれるパートナーを選びましょう。
(参考)
発注ラウンジ.「DX支援でおすすめのシステム開発会社10社【2021年版】」
滝川智.「DXに必要となる「戦略的パートナー」事業成長へ寄与するパートナーを選ぶためのポイント」
まとめ
中小企業が開発パートナーを探すメリットはたくさんあり、効率よくDX開発が進められます。DX開発のパートナーを選ぶ上では、自社にとって何が重要なのかを見極めた上で選ぶようにしましょう。
【監修者】編集長
プライムDXブログ編集部の編集長。現在はプライムスタイル株式会社新規事業、マーケティング担当も兼務。皆様にとって役立つ情報提供を心掛けて参りたいと思います。