Dx

DX時代におけるUIのあり方とは?

UI(ユーザーインターフェース)とは?=ユーザーとサービスとの接触面です。
UIは「ユーザーインターフェース(User Interface)」の略です。Interfaceとは「接点、接触面」という意味で、UIはユーザーと製品・サービスの接触面を指すので、「ユーザーの目に触れる部分使用する部分」はすべてUIとみなすことができます。Webサイトの場合、パソコンやスマートフォンに表示されるデザイン、フォントなど、製品であれば製品そのものや外観など、ユーザーの視覚に触れる全ての情報が「UI(ユーザーインターフェース)」と呼ばれます。

(参考:https://ferret-plus.com/655

UI設計の具体例

クリックボタンを例に説明します。クリックボタンのUIで意識されることは、「認識しやすいものにする」ということです。クリックという何気ない行為をいかに違和感なくさせるか、その考えのもとクリックボタンのデザイントレンドはここ十数年の間に大きく変化しました。以前はこのようなグラデージョンや立体的な表現が主流でした。その後、ほとんどがこのようなカラーベタ塗りか、文字を四角いアウトラインで囲っただけのシンプルな表現が主流になりつつあります。さらに、シンプルでフラットなデザインが主流の時代から、最近ではまた変化が見られます。ベタ塗りやシンプルな表現は変わらず、上のように角を丸めたり、影を付けて立体感を表現したりと、従来の「ボタンらしいデザイン」になってきています。このような変化が起きているのはPC主流の時代からスマートフォン主流の時代へ移行しているからです。PCに比べて小さい画面で見なければならないスマートフォンでは、いかにユーザーにボタンをクリックしてもらうか等の工夫が必要となってきます。上のようなボタンの変化はユーザビリティの向上を期待していることの表れです。

(参考:https://digitalidentity.co.jp/blog/ad/uiux-design.html#UI

DX時代に求められるUIデザインの変化

今後のUIの進化

Microsoft Serfaceのリサーチマネージャー Dennis Wixon さんの講演において、今後のUIの進化は「CUI→GUI→NUI→OUI」であるとも言われていました。UIのデザインが人間の自然な動作に近づいていくようになることを強調し、今後のUIは音声対話、ジェスチャー、タッチパネルで操作が可能になるNUI(ナチュラルユーザーインターフェース)、それからユーザーの状況に合わせて操作が可能になるOUI(オーガニックユーザーフェース)になっていくと。実際iPhoneのタッチパネルやGoogleの音声認識が登場し、今はまさにNUIの時代になってきています。また、今後AIの活用が進むにつれ、OUIへの展開が進んでいくと思います。

(参考:https://msl.yuidea.co.jp/knowledge/2368

最新のデザイントレンド

2020年のデザイントレンドはどの様なものになるでしょうか?

最も重要となる傾向は、テクノロジーに関連し、テクノロジーから発展する傾向と、それらがデザインの世界にどのように影響するかというところです。
2020年には、小さなインタラクションからロゴやUIまですべてのデザインフィールドでアニメーションと遭遇するため、モーションデザインが主なトレンドであると考えられます。以前は文字に魅力があった様に、アニメーション化されたコンテンツは、現代の時代を切り開いています。

正しく実装されたモーションデザインは、キャンペーンのメッセージをより速くより正確に視聴者に届けることができます。

(参 考:ROTUS Design 2020年 最新のデザイントレンド

ダークモード

ダークモードは2020年の新しいトレンドであり、Androidではフォースダークモードとシステムダークモードという2種類のダークモードが導入されています。 Microsoftはメールアプリでダークモードを表示することでGoogleの先を行きましたが、Googleでもすぐに登場し、Android 10向けのGmailアプリ用に独自のダークモードをリリースしました。

この大企業たちがダークモードでのアップデートを発表したことにより、多くの設計者はアプリケーションまたはサイトにダークモードを使用することを選択すると思われ、今年はより多くのダークモードが見られると予想されます。

Neumorphism(ニューモーフィズム)

これは、2020年のUIデザインにおけるとてもの大きなトレンドかもしれません。長い間のフラットデザインを経て、新しく大胆なデザインのトレンドが出現し、人々は夢中になっています。 3Dを連想させるソフトシャドウとライトで、このトレンドは今年のUIに革命をもたらすでしょう。

ボールドカラー

強調色は過去2年間でも重要なトレンドであり、今年もトレンドは続くでしょう。大胆な色は豊かで明るく、非常に鮮やかです。原色または二次色での色相でも可能です。

UIでのイラストレーション

数年前からイラストレーションは、デザインの最も強力なトレンドの1つでした。イラストは、ユーザーが製品の背後にあるアイデアをよりよく理解できるようにする概念を視覚的に解釈したものです。いくつかの優れたイラストがコンセプトに独創性を与えるという事実に加えて、それはメッセージをはるかに速く伝えることが可能です。

ストーリーテリング

デザインのストーリーテリングとは、プラットフォーム上でのユーザーの移動を支援することであり、ユーザーのエクスペリエンスは可能な限り簡単でスムーズになります(UXデザインにおいて)。良いストーリーは、ユーザーが製品をより簡単に理解するのに役立ちます。ストーリーを伝えるには、パーソナリティに起因する特別に作成されたキャラクターを使用できます。ストーリーと最終的に製品(UIデザイン)によって解決される問題を作成します。これは、製品設計におけるストーリーテリングの基礎になります。ストーリーテリングはUIとUXの両方で使用され、同じ原理に基づいていますが、実装方法は異なります。

グラフィックスアニメーション&マイクロインタラクション

モーショングラフィックスは今年のトレンドであり、UIデザインにも強く現れ、イラストに力を与え、アイデアを吸収しやすく、ユーザーの記憶に残ります。

2018年にマイクロインタラクションのピークが見られましたが、これは2020年にも注目する価値のあるトレンドです。これらはUI設計において非常に重要なトレンドであり、基本的なアプリ/ウェブサイトと並外れたものの違いを生み出しています。マイクロインタラクションは、システムがどのように機能するかをユーザーに理解させ、より良いエクスペリエンスに導くために重要な役割を果たします。

まだマイクロインタラクションを使用していないUIデザイナーは、2020年にアニメーションを含まないUIデザインはとてもベーシックなものになるため、モーショングラフィックスを取り入れることをお勧めします。

UIに動画を取り入れる

2020年には、情報をユーザーにすばやく届ける必要があり、これは動画コンテンツを通じて行うのが最適です。アニメーションまたはクラシックムービーで製品を説明することを選択した場合、動画コンテンツはWebサイトやアプリケーションに不可欠になります。

機能性

UI設計の重要な部分はその機能です。つまり、各要素はその目的と機能に基づいて選択されます。多くの人々は、デザインと機能のどちらかを選択する必要があると考えていますが、新しいテクノロジーを使用すると、この2つは非常にうまく連携して互いに補完し合います。デザインはサイトまたはアプリケーションに注意を集める役割をし、機能性によりその体験が容易になります。これにより、ユーザーは情報をより早く見つけることができます。

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