Dx

DX時代におけるUXのあり方とは?

UX(ユーザーエクスペリエンス)とは?=ユーザーがサービスを利用して獲得できる体験のことを指します。

Webサイトの場合、「デザインがキレイ」「 フォントが読みやすい」「お問い合せフォームや購入ページまでの導線がわかりやすい」といったWebページの印象で変わる表層的な部分から、「商品を注文したらすぐに届いた」「対応が丁寧だった」「商品のクオリティが高い」というようなサービスの質に関わる部分も「UX」です。サービスを利用する一連の行動の中で、ユーザーが感じたこと全てがUXになると捉えましょう。

参考: https://ferret-plus.com/655

DXのカギとなるのは「UXデザイン」と「事業価値」
DX推進の際には、UX=利用者のユーザー体験を考えることが非常に重要です。

たとえば、社内の既存業務をデジタル完結するシステムを構築するプロジェクトの場合、そのシステムを最終的に使用するのは従業員です。
従業員の業務実態に即したシステム設計・UI設計を行うことで初めて業務負荷が軽くなり、使いやすいシステムになります。
そうでなければ、デジタル化したところで業務効率の改善に繋がらず、コスト削減にも繋がりません。

つまり、従業員=ユーザーの声を聞かずに形だけのデジタル化を行っても、DXは成功しないということです。

よって、社内業務の改善であれば従業員の声を、市場向けの新サービス開発であれば顧客の声を聞きながら、DXを推進することが重要です。

参考:https://nijibox.jp/blog/what_dx/

UXをデザインする

UXデザインの目的は大きく分けると以下のようになります。
・ビジネス的ゴール達成
・ユーザーのゴール達成
・エクスペリエンスそのものの提供

UXデザインにおいてやるべき2つのこと
・ユーザーにとっての価値を定義する
・ユーザーが価値を受け取るまでのプロセスを設計する(価値と感じるまでのプロセス)
最終的には機能を実装することになりますが、機能=価値になることはありません。いかに機能 => 便益 => 価値のプロセスを作り、導線設計をするかが大事です。

参考:https://note.com/ishigamekoudai/n/nd3f250311c9a

UXデザインの事例

「UXデザイン」は抽象的な言葉なので、普段から仕事などでUXデザインに関わっているわけでもなければ、なかなか身近に感じられないことでしょう。

ここでは、わかりやすくUXデザインの事例をご紹介しながら、UXデザインとは何かを掘り下げてみます。
参考:https://mtame.jp/design/UX_design/

LINE

スマホの普及とともにSNSの代表格として台頭したLINEは、UXデザインに注力し、サービスを開発・改善されています。

従来、モバイルでのコミュニケーション手段だったメールのように、メッセージが1件ずつ受信箱に格納されているのを確認する必要がなく、相手から届いたメッセージと自分の送ったメッセージが時系列で表示されるUIには、手軽にメッセージを確認できるだけでなく、会話の流れも把握できるという利便性があります。

クックパッド

レシピを投稿・閲覧できる料理コミュニティサイトであるクックパッドでも、UXデザインを重視した改善や新機能開発が行われています。

たとえば、定期的にユーザーインタビューを実施し、デザイナーやエンジニアが同席して課題を探り、ユーザーが料理を作りたくなるようなサービスがどんなものかと試行錯誤しているといいます。

ユーザーが抱える課題(夕飯の献立、使い切らなければならない食材で作れるレシピ、などでの探索)からスタートし、家族が「おいしい」と喜んでくれるというゴールまでのなかで、「簡単に・手早く」作れるというUXが求められる一方、料理に関してレベルアップできた達成感というUXも存在し、双方を満たせるUXデザインが行われています。

SmartNews

スマホ専用のニュースアプリであるSmartNewsは、アクティブユーザーを増やすため、アプリをダウンロードした直後のUXデザインの改善に取り組みました。

たとえば、SmartNewsではインストール直後はデフォルトのニュースタブが並んでいますが、多数のニュースチャンネルのなかから自分の好みでチャンネルを登録したり削除したりでき、カスタマイズが可能ですが、チャンネル登録の際に操作ミスで意図せず解除してしまうケースがあったといいます。

また、最初の段階でプッシュ通知の許可を得ることが翌日以降の継続利用につながるのですが、この許可をどう得るかという課題がありました。

そこで、UXデザインを提供する企業の力を借りながら、ユーザーからのヒアリングやユーザーテストを実施し、カスタマージャーニーマップを作成。これに基づき、ユーザーがプッシュ通知を許可するまでのフロー設計、初期の操作の負担を軽減するチュートリアルを、興味を引くようなアニメーション表示することでスキップを回避しながら実装して改善につなげました。

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